コミュニケーションはドッチボールでなく、キャッチボール

コミュニケーションは、よくキャッチボールに例えられている。

その対比として、

「コミュニケーションは、ドッチボールではない。」

なぜなら、ドッチボールは、相手が取れないボールを投げて、相手に当てることが目的で、

逆に、キャッチボールは、相手が取りやすいボールを投げて、相手がキャッチできることが目的となる。

このことについて、丁寧に解説されている本が↓

コミュニケーションはキャッチボール(伊藤守著)


これを、コミュニケーションで考えると、

ドッチボール式のコミュニケーションだと、相手が受け取れない、罵声のような言葉を浴びせて、相手は傷つき倒れてしまい、

その様子を見て、

「コミュニケーションで、相手を言い負かした!」

そんな風になってしまう。

それが、キャッチボール式のコミュニケーションだと、相手が受け取りやすい言葉なので、相手もしっかりと受け止めて、

返球してくれて、キャッチボールが成り立つ。


あと意外と見落としがちなのが、良い球を投げることに意識が向きがちだけど、

上手にキャッチする能力も磨く必要がある。

キャッチが上手くないと、相手の思惑と外れて、コミュニケーション自体も上手くいかなくなる。

そう言った意味で、走攻守揃った人が、キャッチボール名手であり、コミュニケーション名手になるんだろうな。

走:空気を読むのが上手
攻:話し上手
守:聞き上手

みたいな感じ。


少し話が逸れるけど、たまに、キャッチボール式のコミュニケーションでも、こんな場面がある。

4,5個ぐらいのボールをいっぺんに投げてしまう。

つまり、相手への質問を矢継ぎ早に、4個も5個もしてしまう。

「あれやりました?そう言えば、こないだの件はどうなりました?今日夕方の予定は?明日の打ち合わせですが、、、」

こちらの都合で聞きたいことを、沢山質問してしまう。

でも、ついつい、↑のような質問してしまうことってあるよね。と自戒の念。

~~~

コーチングスキルの質問において、大切なルールとして、

「質問は1回につき1つまで。」

がある。

これを聞くと、「そうだな。」と納得はするんだけど、

ついつい、急いでいるときなど、沢山質問してしまうよね。

そんな時に、コミュニケーションはキャッチボールを思い出すと、

「あくまでもボールは一つ。」

つまり、自分が投げるボール、そして相手が受け取ることができるボールも1つとなり、

「質問は1回につき1つまで。」

の意味も理解しやすくなる。


、、、言語化してスッキリ☆☆

「コミュニケーションはドッチボールでなく、キャッチボール」

本当にこの通りなんだよね。

今日も、沢山キャッチボールを楽しんで、コミュニケーションを楽しもう。

さぁ、本日もガンバルンバ💪

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、820時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
    カスタムメイド式の企業研修
  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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