「共感」と「同調」言葉の意味の違いを考える:コーチの視点

共感同調、似たような意味を持っていそうな言葉だけど、結構違う↓

「同調(どうちょう)」とは、「相手の意見・主張・態度に、(本音は反対であっても)自分の言動を合わせること」を意味する言葉です。

「共感(きょうかん)」とは、「他者の気持ち(感情)を本心から理解して共有しようとすること」を意味しています。

(言葉の違いがわかる読み物 「同調」と「共感」の違いとは?分かりやすく解釈より)


私も、人の話を聞くときに、特にコーチの時は、この共感と同調を気を付けている。

改めて、上記のように意味の違いを知ると、この2つの言葉の違いを意識することは大事だなと思う。

特に、同調って、ついつい、しがちになる。

いわゆる、空気を読んで、長い物には巻かれろ的な感じ。

でも、それって、本心とは違い、同調してしまった自分も気がつくし、

相手にとって良くないことが起きることもある。

同調されたことにより、勢いがついてしまい、暴走してしまうことってある。

良いことで同調されたときは良いけど、ネガティブなことに同調が関わってくると、

色々な人に影響が出る。

同調で気を付ける必要があるのは、自分がしたくないことに同調しないようにすること。


「共感はするけど、同調はしない。」

このことを意識できると、いろいろなところで、

仲間外れやイジメなどが減るんじゃないのかなと思っている。

ただ、共感にせよ、同調にせよ、過度にそれを求めてしまわないようにしなきゃね。

共感や同調の時に、有効となってくるコーチングスキルが、

個人的には、リフレインとペーシング。

まずは、

ペーシングで相手のペースに合わせて、

リフレインで言葉を事実として返す。

これを意識するだけで、相手はかなり共感や同調された気持ちになる。

同調自体は悪くないのだけど、ネガティブな同調は避けたいな。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、820時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
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  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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