日総研出版の専門誌『臨床老年看護』2026年9・10月号が発行されました。
今号では、「人間関係スキルを高める」という特集の中で、医療・介護現場における多職種連携とコミュニケーションをテーマに、7ページにわたり執筆する機会をいただきました。

執筆タイトルは、
「多職種連携を円滑にするコミュニケーション―きいて・みとめて・つたえる(KMT)から『つたえあう』関係へ―」
です。

多職種連携の土台にあるコミュニケーション
医療・介護の現場では、看護師、介護職、リハビリ職、ケアマネジャー、医師など、さまざまな専門職が一人の利用者を支えています。
それぞれの専門性があるからこそ、多職種でかかわる意味があります。
一方で、専門性や役割、視点の違いから、
「伝えたつもりでも伝わらない」
「連携がうまくいかない」
と感じる場面も少なくありません。
今回の記事では、多職種連携を「仕組み」や「情報共有」だけで捉えるのではなく、その土台にある日々のコミュニケーションに目を向けました。
「主語を利用者にする」ことから始める
記事の中で大切にした視点の一つが、「主語を利用者にする」ということです。
「看護としては」
「介護としては」
「リハビリとしては」
それぞれの専門的な視点を大切にしながらも、
「利用者がどのように生活できるとよいのか」
を共通の主語にする。
そうすることで、それぞれの専門性を持ち寄りながら、同じ方向を一緒に探索しやすくなると考えています。
KMTから「つたえあう」関係へ
具体的なコミュニケーションとして紹介したのが、私が研修でもお伝えしている「KMT」です。
K:きいて
M:みとめて
T:つたえる
一方的に「つたえる」だけではなく、「きいて」「みとめて」「つたえる」。
誌面では、そこからさらに、お互いに「つたえあう」関係へ、そして多職種で「一緒に、共通の絵を描く」ことについて、現場での実践をイメージしながらまとめています。
詳しい内容については、ぜひ誌面をご覧いただければと思います。
多職種連携×コミュニケーションを、現場で実践できる形に
私自身、理学療法士として20年以上、医療・介護の現場で、多くの専門職の方々と一緒に仕事をしています。
現在は、そうした現場経験と、コーチとして培ってきた対話の視点を活かしながら、医療・介護・福祉領域を中心に、多職種連携、コミュニケーション、リーダー育成などをテーマとした研修・講演を行っています。
今回の執筆も、これまで現場や研修で大切にしてきたことを、改めて言語化する貴重な機会となりました。
このような機会をいただいた日総研出版さま、そして誌面として形にしてくださった編集部の皆さま、ありがとうございました。
これからも、医療・介護・福祉の現場で大切にしたい「対話」や「関係性」について、執筆・研修・講演を通して、現場で実践できる形でお伝えしていきたいと思います。
関連する執筆実績
理学療法領域におけるコーチングについては、専門誌『理学療法』42巻6号(2025年6月号)でも、**「理学療法において対象者のレジリエンスを高めるためのコーチングの技法と効果」**をテーマに執筆しています。
対象者の気づきや主体性を支えるコーチングについて、理学療法の視点からまとめています。
▶ 【執筆報告】専門誌『理学療法』に寄稿|レジリエンスを高めるためのコーチングの技法と効果
https://be-a-smile.com/publication-physical-therapy-resilience-coaching/
執筆・研修・講演に関するお問い合わせ
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