「信用」と「信頼」言葉の意味の違いを考える:コーチの視点

信用と信頼って、似てるようで意味が違う。

一旦、辞書的な意味を調べてみると↓

「信用」とは過去の行動や成果を評価して確かなものであると受け入れることを指します。一方、「信頼」とはある人物に対して、未来の行動を信じて期待することを指します。

https://gimon-sukkiri.jp/credit-trust/

ちなみに、以前は、結果と成果の違いについて言語化↓

https://be-a-smile.com/column-results-and-achievements/


私なりの解釈では、

信用は、ベクトルが過去。
信頼は、ベクトルが未来。

だから、構造的には、信用の上に、信頼が成り立つ。

そんなイメージ。

また、

信用は、一方向的。
信頼は、双方向的。

だから、信頼関係とは言うけど、信用関係とは言わない。


そう考えると、普段、信用と信頼、私は同じような意味で使ってしまうことが多い。

人に対しても、

「信用している。」

と言うこともあれば、

「信頼している。」

と伝えることもあり、

時には、

「信用しているし、信頼もしている。」

と言うこともある。


この言葉の意味の違いを自分の中でハッキリさせながら、

信用と信頼を使い分けることができると、色々と線引きができて良い。

コーチング的に考えると、クライアントとコーチは、信用も大事だけど、

コーチングが未来肯定形であることを考えると、

「信頼関係を築く」

この言葉が、しっくりくる。

コーチが、Iメッセージで、

「私は、あなたを信頼している。」

と伝える。

本来の信頼の意味を使って使うと、言葉に重みが出てくる。

もちろん、

「私は、あなたを信用している。」

も、存在承認がある、大切なフレーズ。

言葉の違いは、楽しい。

これからも、言葉の意味、定義を大事にして、自分の使う言葉を大切にしていこう。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、790時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

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