行動しながら修正していく”AARサイクル”と”コーチング”の親和性

AARサイクル。

私は、つい最近、このサイクルのことを知ったのだけど、

似たサイクルで言うと、

PDCAサイクルがビジネス場面などでよく聞くけど、PDCAサイクルのPDCAは、

・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)

の頭文字を取ったもので、

Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法。


ただ最近、このPDCAサイクルだと、今のVUCA時代に追いつかないとも言われている。

ちなみに、VUCAは、以下の4つの単語の頭文字を取った言葉。

V=Volatility(変動性)
U=Uncertainty(不確実性)
C=Complexity(複雑性)
A=Ambiguity(曖昧性)

これだと、PDCAサイクルを無理に回そうとすると、Pの計画を練りに練るというのが、時間もかかり、その割に成果が出ない確率が高いと言われ出している。

確かに、ここ最近のChat GPTなどAIの台頭を考えると、

「さぁ、まずは確実な計画を立てて!」

だと、遅れをとる可能性が高いよね。


そこで、このAARサイクル、

Anticipation:自ら楽しいことを考える、予測する、見通しを立てる
Action:実践する
Reflection:振り返る

ということで、2030年を生きる子どもたちの学習の枠組み「OECD 学びのコンパス(羅針盤)2030」で紹介されており、

未来を拓く新しい学び 2030年を見据えた“学びの羅針盤(ラーニング・コンパス)” | ぎょうせい教育ライブラリ未来を拓く新しい学び 2030年を見据えた“学びの羅針盤(ラーニング・コンパス)” | 総合出版社ぎょうせいの教職員向け実shop.gyosei.jp

すごく簡単に言うと、

「自分がワクワクすることを、まずはやってみて、やってみてから、また、考えれば良い♫」

そのようなイメージが、脚光を浴びているということなんだよね。

AARサイクルについて、こちらの記事が分かりやすいのでご紹介↓

VUCAの時代を生き抜く「デバッグ主義」とは ― 元文科省副大臣 鈴木寛2020年の新学習指導要領実施(小学校)が迫りました。今回は元文部科学副大臣の鈴木 寛氏にインタビューし、現在の世界経済をcoeteco.jp


私自身、このAARサイクルの概念はつい最近知ったけど、

よく考えてみると、コーチングで個人事業主となってから、自然とこのAARサイクルで物事を動かしていたことに気がついた。

なので、最近人から、

「山田さんのその物事を進めるスピード感、ほんと早いよね。」

と言われることが多く、このことを概念的に説明すると、AARサイクルということになるんだよね。

「まずは走り出して、走りながら修正すれば良い。

きっと、その中で、上手くいくものが出てくる。

そのためには、何となくの予想を立てて、完璧じゃなくても、走ってみて、あとは後で考えれば良い
。」

と言うこと。


そして、このAARサイクルと、コーチングは親和性が高いんだよね。

コーチングセッションの中では、目標目的を言語化して、自分の資源や、選択肢、意志を確認しながら、どうすればそれができるかのプランを自分の言葉で出して、そして、セッションが終わったら、まずはやってみる。(この辺りの構造は、コーチングでは、GROWモデルと呼ばれている)

そして、次のセッションで、やってみてどうだっかを言語化して、また、同じことを繰り返して、どうすれば、できるかを考えていく。

この作業、まさしく、AARサイクルだよね。


、、、言語化してスッキリ☆☆

AARサイクルで、これからも楽しんで行こう🌈

さぁ、本日もガンバルンバ💪

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、790時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
    カスタムメイド式の企業研修
  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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