5月17日は、神奈川県相模原市にある、医療法人財団 愛慈会 相和病院のリハビリテーション科で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方々向けに、
多職種連携における”リクエスト”と”多様性の理解”について、臨床業務前の貴重な1時間を使わせていただき、研修を行ってきました。
相和病院での研修は全3回シリーズで、今回が3回目の実施でした。
をご覧ください。
相和病院のホームページは↓
https://www.sowa-hospital.or.jp
今回は、多職種連携を円滑にするという研修全体のゴールに向けて、
・コミュニケーションスキルのリクエスト
・お互いを尊重するための多様性の理解
・お互いのコミュニケーションの特性を理解
について、皆さんと一緒に楽しく学んでいただき、最後は、研修の学びを活かすための本日の行動宣言を行っていただきました。
本日は、冒頭、コミュニケーションをより円滑にするために、
コーチングの3原則とはありますが、コミュニケーションにおいても大事な原則となる、
・双方向性
・多様性
・継続性
について、その中で、私が大事にしている3原則の解釈も添えてお伝えしました。
次に、コミュニケーションスキルのリクエストについて、
その定義と、リクエストするときの7つのポイントをお伝えし、
その7つのポイントから、自分がまずは、すぐに取り組めそうなことを選んでいただきました。
多職種連携において、リクエストのスキルを磨くことができると、
より双方向なコミュニケーションで、関係性も構築しやすくなるため、
実践的なお話しをしました。
その後、多様性の理解に関して、定義ならびに、ポイントをお伝えしました。
後半は、それぞれのコミュニケーションに特性をあることを分類ごとに紹介し、
リハを実施する上で、日常的によくある、多職種に協力を仰ぐテーマを実例に、
「実際、どう伝える?」
ということで、グループワークを実施しました。
より現場に即したテーマとなったため、かなり具体的な、対話の時間となり、
ワーク後の全体共有でも、それぞれの共有に耳を傾け、頷き、メモを取る姿勢が印象的でした。
日頃から、リハ科の皆さんが、それぞれ多職種連携において、課題感や理想の状態があるからこそ、
ワークの真剣さに繋がると強く思いました。
多職種連携において、今回、一緒に学んだ、
・リクエスト
・多様性の理解
・コミュニケーションの特性に合わせた関わり方
は、多職種と対話を進めて、共通の目標である、
「患者さんのために」
を体現するための有用な考えとなりうると、私自身、理学療法士として20年近く様々なフィールドで現場を体験しているので感じるところがあります。
この辺りが、コーチング×理学療法士として、私が現場の多職種連携をもっと円滑にしたい組織の方々と一緒に考えることができることに繋がるだと、改めて思いました。
そして、最後には、チェックアウトとして、
リクエスト×多様性の理解を、どのように多職種連携に繋げるかの行動宣言を、
何名かの方に、全体に向けてシェアしていただき、それぞれに対して大きな拍手が巻き起こり、
あっという間の、そして、盛沢山な60分の時間を共有しました。
本日、業務の途中や終わりに、お互いに、設定した行動宣言に対して、
どんな気づきが生まれるか楽しみです。
最後、今回の研修依頼を一緒に作り上げた、私の尊敬する作業療法士で、相和病院リハビリテーション科の科長の長縄さんと写真も撮りました。
現在、私は、チームビルディング×理学療法士×コーチングとして、医療介護施設での、コーチングをベースに研修に力を入れており、
今回のようなご依頼をいただけて、とても幸せです。
今回のように、1時間の開催や、複数開催など、ニーズを聞きながら進めることができますので、
このような研修に興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
※病院名を出すことや、写真を掲載すること先方に許可をいただいています。