「フィードバック」
最近、いろいろな場面で耳にするこの言葉。
でも、私自身が理学療法士の学生だった頃は、このフィードバックという言葉に、少し怖いイメージを抱いていました。
病院実習中、バイザーの先生から“フィードバックタイム”があり、
そのときの私にとって、フィードバックとは
- ダメ出しをされること
- 自分の悪いところを指摘され、直さなくてはいけないもの
そんな、ちょっとネガティブな印象を持っていたのです。
このイメージは、就職してからも私の中に残っていて、
「フィードバックをもらう」と聞くと、どこか身構えてしまう自分がいました。
でも、2016年にコーチングを学び始めたとき、
「フィードバックは、目標や目的に対して、どれくらいズレているかを事実として伝えるもの」
という新しい定義に出会いました。
この考え方に触れたとき、すーっと胸のつかえが取れた感覚がありました。
さらに、私の中で一番大きかった気づきは、
「フィードバックを受け取るかどうかは、自分で選択できる」
ということ。
つまり、フィードバックはあくまで「事実の情報提供」であり、
それをどう捉え、どう活かすかは、自分次第なんです。
この視点を持てるようになったことで、私は以前よりも、
「人からのフィードバックを聞いてみたい」と思えるようになりました。
フィードバックって、必ずしも“怖いもの”じゃない。
むしろ、自分の成長や目標達成を助けてくれる“味方”かもしれません。
これは、理学療法士の学生さんだけでなく、
実習で学生指導をされているバイザーの先生方にも、ぜひ知っていただきたい視点です。
コーチングを通して私自身の見え方が変わったように、
理学療法士の学生さんや、関わる方々が“フィードバック”という言葉に、少しでも前向きな意味を持てますように。
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