「結果」と「成果」の言葉の定義の違い:コーチの視点

結果と成果、

同じ意味に思えて、結構違うもの。

結果とは、良い悪いも含めて、最終状態、事実のこと。

成果とは、成し遂げた結果で、最終状態が「目指した状態」になっていること。

「成果を求める。」

とは言うけど、

「結果を求める。」

だと、ニュアンスが違うよね。

結果をどう解釈するかで、成果として捉えることができるか否か、変わってくる。


前提として、何かに取り組む時に、最終的にどんな状態になりたいか、

「どんな成果を出したいか。」

という、目標、そして、その先の目的を明確にする必要がある。

ただの結果で終えるか、成果に結びつけるか。

スタートアップで変わってくる。

「何を得たいんだろう。」

そう考えるだけで、思考が、そして、行動が、何より結果が、成果に結びつく、

そんなイメージ。


例え、思うような成果が出なくても、結果として捉え、

そして、

「いや、でもさ、そもそも、何を得たかったんだろう。

得たいものと、今回の結果の差はなんなんだろう。

あっ、よく考えると、この部分は成果かも。

じゃ、次どうしよう。」

そんな展開が理想。

「事実(結果)は一つ、解釈は無数。」

まさしくで、

事実の解釈の仕方で、結果が成果に成長することもある。 


少し話しを、コーチングに変えて、

コーチングの定義の説明で、

「コミニュケーションを通じて、クライアントの思考を刺激し続けて、行動を促進し、公私ともに最大の成果を得るプロセス。」(国際コーチング連盟による)

プロコーチの能力水準 – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部icfjapan.com

がある。

考えてみると、

この“最大の成果“って、“最大の結果“とは言わない。

そう、あくまでも、

目標・目的ありきの“成果“。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、770時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
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  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
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