「1on1どのぐらいの頻度がいい?」と聞ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの自主性を引き出せる

先日、ある組織のマネジメントをしている方のお話しを聞いて感銘を受けた。

その方は、部署内で、1on1を始める時に、スタッフ一人ひとりに、

「これから、1on1を定期的にやりたいんだけど、どのぐらいの頻度がいい?」

と確認を行ったとのこと。


そうすると、あるスタッフは、

「毎週が良いです!」

他のスタッフは、

「いやぁ〜〜〜、1ヶ月に一回で充分です。」

と、いろいろな声があり、基本的には、スタッフの意見を尊重しながら、1on1を進めているとのこと。


そのお話を聞いた時に、スタッフの方もいたので、

「(マネージャーに)そう聞かれてどうでした?」

と質問をしたところ、

「そうですね。大切にされている、尊重されているなと思いました。」

と仰り、続けて、私が、

「もし、一方的に、頻度を決められたら、どうでした?」

と聞くと、

「なんか、嫌ですね。」

と笑った。


ちなみに、この方は、2週間に一度、1on1を希望されて、

実は、マネージャーの方は、「1週間に一回ぐらいかな。」と思っていたそうで、

「聞いておいて良かった。」

と思ったとのこと。


このお話し、一番、私が大切なことは、

「スタッフに聞く姿勢」

を持つ、マネージャーのマインドだと思った。

それは、スタッフの方が、

「そうですね。大切にされている、尊重されているなと思いました。」

と仰っていたことが、ある種、一つの答えだと思う。

もちろん、1on1の実施など、組織ごとの取り決めはあるだろうけど、

「スタッフに頻度を決めてもらう」

実は、頻度を選択してもらうことから始めると、スタッフの自主性を引き出すことにも繋がるので、ぜひ、お試しください。

(この話を、SNSで紹介することの許可は得ています。)

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、740時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

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