私自身、理学療法士として訪問看護ステーションで、管理職をしていた時に、最初の壁が、
「スタッフに、自分の想いを伝えることができなかった。」
ということ。
当時の私は、自分の想いを伝える前に、
「あなたは、どうしたい?」
と、スタッフに聞いていた。
とある日に、あるスタッフから、
「まずは、リーダーの山田さんがどうしたいのかを聞きたい。」
と言われて、ハッとした。
そして、その後、想いを時折、伝えるようにした。
でも、時折では、ダメであると分かった。
それは、
「人は、忘れる生き物」
であるから。
それは、あるマネジメントの研修に出た時に、
「100回言って、伝わると思ってください。」
という言葉。
私は、その後、事あるごとに、自分の想いやあり方をスタッフに共有するようにした。
そうすると、スタッフが、今度は、私の想いに感想を伝えてくれたり、スタッフ自身の想いを教えてくれるようになった。
そして、応援してくれることが増えてきた。
継続して伝える、継続的にスタッフに関わることは、関係性の質の向上に繋がることが分かった体験だった。