リハビリテーションでは目標・目的を設定することが大事~デイサービスでの研修講師報告~

本日は、今年最初の研修講師のお仕事ということで、MCPの廣田コーチにサポートしていただきながら、

岐阜県にあるデイサービスでリハビリテーションとコミュニケーションについて90分ほどお話ししました。

今年は3回シリーズのご要望をいただき、事前に社長さんや所長さんにヒアリングを行い、内容を決定しました。

1回目の研修(パーソナルスペースから考える非言語的コミュニケーションの重要性)と、2回目の研修(認知症の方との円滑なコミュニケーション方法を、一緒に考えよう)の様子もぜひご覧ください。


早いもので、本日が3回シリーズの最終回。

最終回は、理学療法士×コーチである山田だらこそ提供できる、

リハビリテーション×コミュニケーションで、

【リハビリテーション講座 基礎編】~ 対象者に楽しくリハビリを行っていただくための秘訣~

というタイトルで、皆さんと楽しく学びました。

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主な内容は、

・リハビリテーションとは?
・片足立ち、30秒椅子立ち上がりテストを体感しよう
・リハビリテーションでは目標、目的を確認しよう

ということで、今回も、私、山田からのインプットはそこそこに、

グループディスカッションやワークを多く取り入れ、実践形式で進めました。

特に、30秒椅子立ち上がりテストでは、悲鳴も聞こえていました(笑)


今日の中で、特に私がお伝えしたかったのは、

「リハビリテーションの先にあるものや、もっと先というか根本にあるもの、その方が人生で大切にしていることを考えることの重要性」

をコミュニケーションを通じて、確認しよう。

ということでした。

どうしても、対象者の病気や怪我のことなどに目が行きがちで、

それも大切なことではありますが、

その前に、目の前の人は、一人の人間なわけで、まずはそのことを前提に、

その方が、

「どんな人生を歩みたいか?」

「今までどんな人生を歩まれてきたか?」

「何を大切に過ごしているのか?」

ということを確認することは、その後のリハビリテーションの効果を左右するものになります。


この辺りは、私も理学療法士として経験のないころ、分かりやすい目標、

・トイレに行けるようになりたい
・旅行に行きたい
・孫の結婚式に出たい

だけに囚われてしまい、その先にあるもの、

旅行であれば、

「なぜ、旅行に行きたいのか?」

「誰と行きたいのか?」

「どこに旅行に行って、何をしたいのか?」

「旅行に行くことは、人生においてどんな意味があるのか?」

などに目が向きませんでした。

でも、実は、それぞれ目標の先の目的を確認できると、

モチベーションの上げるための声かけの仕方が変わったり、

実際の練習場面でも、具体的な(坂道が多いところだから、坂道の練習をしたりなど)メニューに反映することができたり、

いろいろと幅が広がっていくんですよね。

そんな体験談をお話しさせていただき、目標だけでなく、目的を確認することの重要性をシェアしました。


そして、目標・目的を確認する時に、必要なこととして、

1回目・2回目で学んだコミュニケーションが役立つし、

「人との関係性はコミュニケーションから生まれる」

だから、私たち、医療介護従事者も、

「コミュニケーションを学ぶ必要がある」

そんなお話しもさせていただきました。

この辺りは、本日自分で話しながら、

「あぁ、だから、私はコミュニケーションのことを、医療介護従事者の方にお伝えしたいんだな。」

と感じました。


本日の研修の最後には、1回目~3回目を通じて、学んだこと、明日から活かしたいこと、自身の課題などについて、

お一人おひとりシェアしていただきました。

みなさん、かなり具体的な内容をシェアしていただき、

本日参加してくださった方々が、普段から、スタッフ同士や、対利用者さんとのコミュニケーションを大切にしていることが伝わり、

とても温かい気持ちになりました。

ご一緒した皆さま、本当にありがとうございます!

明日からも、「コミュニケーション」大切にしていきましょうね♫

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、、、言語化してスッキリ☆☆

今日の内容が、皆さんの普段の業務に役立つことを祈ると同時に、

私自身も、皆さんのシェアから沢山のことを学びましたので、

明日からの業務に役立てていきます🌈

さぁ、今年も研修講師もガンバルンバ💪

理学療法士×コーチングを活かした、医療介護福祉業界での研修講師実績が多数あり、研修の企画段階から一緒に携われらせていただいていますので、お気軽にお問合せ下さい。

私の研修の特徴として、とにかく、参加者の方にアウトプット、言語化していただきます。医療介護従事者の方は、利用者さんの話を聞くことが多いのですが、意外と自分のことを話す機会が少なかったりもするので、「沢山話せた~♫」と好評をいただいています。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、810時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
    カスタムメイド式の企業研修
  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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