理学療法士の学生もバイザーも知っておきたい「フィードバックは選べる」って本当?

「フィードバック」
最近、いろいろな場面で耳にするこの言葉。

でも、私自身が理学療法士の学生だった頃は、このフィードバックという言葉に、少し怖いイメージを抱いていました。

病院実習中、バイザーの先生から“フィードバックタイム”があり、
そのときの私にとって、フィードバックとは

  • ダメ出しをされること
  • 自分の悪いところを指摘され、直さなくてはいけないもの

そんな、ちょっとネガティブな印象を持っていたのです。


このイメージは、就職してからも私の中に残っていて、
「フィードバックをもらう」と聞くと、どこか身構えてしまう自分がいました。

でも、2016年にコーチングを学び始めたとき、
「フィードバックは、目標や目的に対して、どれくらいズレているかを事実として伝えるもの」
という新しい定義に出会いました。

この考え方に触れたとき、すーっと胸のつかえが取れた感覚がありました。


さらに、私の中で一番大きかった気づきは、

「フィードバックを受け取るかどうかは、自分で選択できる」

ということ。

つまり、フィードバックはあくまで「事実の情報提供」であり、
それをどう捉え、どう活かすかは、自分次第なんです。

この視点を持てるようになったことで、私は以前よりも、
「人からのフィードバックを聞いてみたい」と思えるようになりました。


フィードバックって、必ずしも“怖いもの”じゃない。
むしろ、自分の成長や目標達成を助けてくれる“味方”かもしれません。

これは、理学療法士の学生さんだけでなく、
実習で学生指導をされているバイザーの先生方にも、ぜひ知っていただきたい視点です。

コーチングを通して私自身の見え方が変わったように、
理学療法士の学生さんや、関わる方々が“フィードバック”という言葉に、少しでも前向きな意味を持てますように。


※感想やお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ👇
▶ お問い合わせページへ

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表/一般社団法人 Life is 理事

研修講師
理学療法士
国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修150件以上、970時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
    カスタムメイド式の企業研修
  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

についての個別相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。