対話、コミュニケーションと聞くと、多くの人が、対、人とのそれをイメージすると思う。
つまり、自分の外側とのコミュニケーション。
一方で、人は自分自身、つまり内側とのコミュニケーションも取っていて、
量として圧倒的に多いのは、内側のコミュニケーション。
この内側のコミュニケーションは、多くが無意識に行われているので、
コミュニケーションというと、外側とのコミュニケーション、つまり、人と、どうやって円滑なコミュニケーションを取るかにフォーカスが行ってしまう。
私たち、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、いわゆる対人支援専門職は、
この外側とのコミュニケーションばかりに目が行き、
ついつい、自分自身、内側のコミュニケーションを疎かにして、他人を優先しすぎるがあまり、対人関係に疲れてしまう。
リーダーとして自分自身もそうかもだし、そうしたスタッフを多く見ているのではないでしょうか?
リーダーとして、スタッフと関わる際に、内側のコミュニケーションを促す、
具体的には、主語をスタッフ自身で答えてもらうように、
「あなたは、どうありたいの?」
「患者さんがどうしたいかは分かったけど、あなたは、どうしたいの?」
このような、ベクトルが自分、内側に向く問いを置いてみることをオススメします。
そうすることで、スタッフの自主性や自分軸が形成しやすくなってくる。