「受け入れる」と「受け止める」言葉の意味の違いを考える:コーチの視点

提案などを、

受け入れるのではなく、

受け止める。

「受け止める。」

この感覚、大事。


最近、なんとなく、受け入れることを多くして、

受け止めることができていなかった。

受け止めた後は、自分の直感や感性を大事に、

どう選択しても、どう行動しても、

自由。

自分の人生がある。

逆を言えば、自分の提案を、相手が受け止めて、

どう選択しても、どう行動しても、

自由。

相手の人生がある。


そう考えると、他人軸でなく、

自分軸で物事を考えられる。

相手をなんとか変えようとするから、

受け止めた感じのつもりの、

受け入れ状態になると、

心のどこかで、

「なんか納得いかないけど、、、」
「今、それ関係なくない?!」
「そういえば、この人、もともと、、、」

とか、ついつい考えてしまう。


そうではなくて、受け止めて、

「この人は、そう考えているんだ。私は、、、」

と意識してみる。

入れるのではなく、止める。

止めると、一旦、事案を、手のひらに乗せられる。

それで、その事案を、ディソシエイトして眺めることができる。

このステップを踏むだけで、

「自分で選択している。」

そう思えて、自己肯定感を高めることにも、繋がってくる。


この辺りって、アソシエイト(寄り添い)ながら、ディソシエイト(距離を保つ)感じに近いのかも。

逆に、受け入れてしまうことにより、

相手の考えまで無理に受け入れようとしてしまい、

結果、

自分が、イライラ、ザワザワしてしまうことも。

受け止めて、事実だけを意識すれば、楽になる。

“受け入れる“と“受け止める“。

言葉って、ちょっとのニュアンスで意味合いが変わり、思考が変わり、行動にも影響する。

言葉の意味って、大事。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、810時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
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  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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