何事も基礎は大事で、茶道や武道の師弟関係のあり方として、
「守破離」
がある。
守破離 – Wikipediaja.m.wikipedia.org
「もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされている。」
仕事において、実は一番伝えるのが難しいのが、シンプルなこと、つまり基礎のこと。
なぜなら、基礎は、誰もが無意識に行うことが多く、
「言わなくても、分かるでしょ?!だって、仕事の基本の基だよ!」
となりやすい。
そうなると、
「言わずもがな」
そんな雰囲気にもなる。
でも、実は、ここに大きな落とし穴があって、
例えば、理学療法士であれば、解剖学は養成学校で最初に私たちが学ぶ専門的な分野であるけど、
人はどうしても、学びの記憶が忘却しやすいので、
事あるごとに、何か症例で悩んだ際に、改めて解剖学で考えると、
思いの外、課題を解決する方向にいく。
このためには、
「守破離」
にあるように、まずは、基礎を守り、型をつくる。
その上で成り立つ、
「型破り」
は、その人らしさを出すけど、基礎がない、「型破り」は、
「型知らずの型破り」
となり、肝心なところで、成果が出にくくなったりする。
そういった意味で、リーダーとして、スタッフが、守破離のどの段階にいるかを見極め、そのステージに合わせた関わりが大事。