人はついつい、あれこれ聞きたくなり、たくさん質問してしまう。
「そう言えば、この前言っていたあれ、どうなりそう?上手くいけば良いなと思っていたんだけど、声をかけそびれていて。あっ、あれはどう、あのプロジェクトはうまく行っている?家族も元気?」
一つひとつの質問は全然問題ないし、むしろ相手に興味関心があることも伝わり、良いとは思うけど、
質問が2、3つ重なってくると、結局、何を聞かれて、何を答えて良いかわからなくなる。
その中で、私は、質問というスキルをコミュニケーションやコーチングの研修の時にお伝えしているのが、
「質問は1回につき、1つまで。」
これを意識するだけでも、相手の反応が変わる。
上記みたいに、2、3って投げて、相手からリアクションが薄いと、
「あの、スタッフはあまり考えていない。自分の言葉が出てこないんだよね。」
と、判断してしまう話を、リーダー達から聞いたことがあるし、私自身も、そう思っていた時期がある。
この質問が、複数重ねられた時に、その人の頭の中では何が起きている?
きっと、
「えっ、結局、何を聞かれているの?」
となっていることが多い。
その意味で、質問は1回につき1つまでの原則に従いながら、かつ、
「シンプル」
に行うと、相手が考える余白ができる?
「何が起きたの?」
「どうありたいの?」
「何が予測できる?」
このような感じ。
そうすると、対話が今より深まるキッカケになるかも。
もし、質問をしても、相手から応答が少ない時は、一度立ち止まって、自分の質問を見直してみてはいかがでしょうか?