「コーチングとは?」の解説ページをご覧になってくださり、ありがとうございます。
こちらのページでは、
「そもそもコーチングって何?」「コーチングセッションを受けるとどうなるの?」
と、コーチングに関して興味関心を持ってくださった方でも、最後まで読んでいただくと、「コーチングのイメージが湧いた♫楽しそう♫」
そんな風に感じていただきたく、思いを込めて作成しました。
ぜひ、最後までご覧いただき、「コーチングのこう言うところをもっと知りたい!」などがありましたら、コメント欄にお書きください♫
●コーチングとは
「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである」(国際コーチング連盟の定義より)
この中で、一番大事になってくるのが、
”パートナー関係を築く”
ということです。コーチとクライアントは、上下関係があるものではなく、あくまでも、クライアントの目標達成のために、お互いを尊重し、継続的に関わって行くパートナー関係そのものを、コーチングとしているところです。
この辺りは、コーチングの三原則
・双方向性(対等な関係)
・継続性(1回のセッションで終わるものでなく、時間をかけながら関係性を築いていく)
・多様性(お互いの違いを尊重していく)
がベースとなっています。
●コーチングを、100文字で言うと
自身の可能性を公私において、最大化させるために、自身の
A)存在意義を意識した上で
B)「これまで」を把握し
C)長期的な視点で「これから」もあり続ける姿をつくる
D)それに向けて今から何をするのかの戦略を策定する
●コーチの役割、クライアントの役割
コーチはクライアントとコミュニケーションを交わすことによって、クライアントがゴールを明確にし、それをより効率よく達成できるようサポートします。
コーチングセッションの中で、コーチは質問、承認、リクエスト、フィードバックなど様々なコーチングスキルを用います。
しかし、実際に決断、行動し、目標を達成するのはあなた自身で、このことを理解することなしに、コーチングを活用することはできません。
コーチングから成果を得るためのポイントとして、下記のようなものがあります↓
✓コーチとの約束時間、アポイントメントを守る。
✓有言実行。
✓新しい考え方、やり方を自分なりに受け入れる。
✓コーチと話すときは本当のことを話す。
✓自分の要望をストレートに話す。
✓自分のやり方が機能していないことに気づいたら、それを変えることにも意欲的に取り組む。
✓コーチ料の支払い期日を守る。
✓コーチングは自分自身への価値ある投資であると考えている。
✓コーチングの構造、機能を理解している。
✓手に入れた成果をコーチとともに分かち合うことができる。
●コーチングの構造
コーチングには構造があり、GROWモデルと言われるものがあります。
目標、目的を達成するために、コーチとクライアントでパートナーシップを結び、理想の状態を描きながら、現状の課題を明確にして、その間に生じるギャップを埋めるために、ゴール(Goal)を明確にし資源(Resource)・選択肢(Option)・意志(Will)を確認しながら、行動計画を立てて、実行し、その振り返りをしながら、前に進んでいきます。
●コーチングの種類
コーチングにはいくつかの種類があり、日本だけではなく、世界中で様々なニーズを持ったクライアントの方がその目的に沿ったコーチングを受けています。
多くの場合、一つだけでなく、様々な種類を掛け合わせながら、ご自身の目的に向かっていきます。
また、これらの種類はありながら、根本の部分で、
・自分がどうありたいか?
・自分が何を成し遂げたいか?
・自分が何を大事にしているか?
といった、自分の存在意義への意識が高まってきます。
1:Business/Organizations(ビジネス/組織)28%
2:Life Vision & Enhancement(人生のビジョンと充実感)21%
3:Leadership(リーダーシップ)16%
4:Executive(エグゼクティブ)13%
5:Career(キャリア)9%
6:Relationships(Singles, Couples, Families, etc)(人間関係:独身、カップル、家族など)3%
7:Small business(小規模ビジネス、フリーランス)2%
8:Health and Wellness(健康とウェルネス)1%
9:Other and No Specialty(その他と、専門分野なし)6%
ICF Japanコンバージ2023資料より
●コーチングの効果
コーチングには様々な効果があると言われており、代表的なものが↓
1.パフォーマンス・スキル
・パフォーマンスを直接的に反映するもの(売上、販売数など)
・組織が機能するために必要な行動(リーダーとしての行動など)
2.幸福(well-being)
・人々の幸福、健康、欲求充足、感情的反応を直接的に表す、主観的および客観的な結果指標が含まれる。
3.コーピング
・現在および将来の仕事の要求やストレス要因に対処する能力に関連するアウトカム尺度が含まれる(自己効力感、マインドフルネスなど)
4.仕事に対する姿勢
・仕事やキャリアに対する認知、感情、行動反応に関する成果測定が含まれる(仕事満足度、組織コミットメント、キャリア満足度)
5.目標指向の自己制御
目標設定、目標達成、目標評価に関連するすべての成果測定が含まれる
Does coaching work? A meta-analysis on the effects of coaching on individual level outcomes in an organizational context
Tim Theeboom, Bianca Beersma and Annelies E.M. van Vianen The Journal of Positive Psychology, 9:1, 1-18, 2013より
視覚的なイメージとしてはこちらの図をご確認いただけると分かるように、コーチをつけることにより、目標達成までの時間も早く、しかも高いレベルに到達しやすくなると言われています。
●コーチングが機能する領域
コーチングは様々な領域に機能すると言われていますが、下記のように、4象限に分けると理解しやすいとされています↓
図のように、③の重要だが緊急ではない、が機能すると言われていますが、①②④が機能しないというわけではなく、状況によって①②④をセッションの中で取り扱うことはもちろん行っています。
よく、「コーチングのテーマ」について質問を受けることがありますが、あまり難しく考えずに、氷山モデルでもあるように、顕在意識と潜在意識の考え方があり、いわゆるコーチングのテーマとして出やすいのは顕在意識の部分になりますが、セッションの中で理想や目的、目標を確認していくうちに、いずれのテーマでも潜在意識に向かっていくような流れをイメージしていただければと思います↓
●コーチングの魅力
私には、コーチングセッションという一つの手段を通じて、「成長と幸せの輪を対話で広げる」という理念があります。
私は、コーチングには、「ビジョンを鮮明に描くことから、行動力を引き起こす。それにより、その人、そして周りの人の、成長と幸せを探求できる。」、そのような力があると思い、日々クライアントの方々とコーチングセッションを行っています。
稲盛和夫さんの言葉で、
「同じ夢を追求し続けていると、その夢はどんどん鮮明で、細かいとこまでわかるようになり、ついにはカラーでみえるようになります。それがビジョンです。そういう心理状態になった時、私は自分のビジョンが実現することがわかるのです。」
があります。
私自身も、自分のコーチ(マイコーチ)とのセッションの中で、ビジョンを明確にしていき、最初はピンボケで白黒写真だったビジョンの映像が、継続してセッションを行う中で、ピントが合い、少しずつカラー写真の映像のなってきている感覚を持っています。
人には、言語化をして、ビジョンを語ると、自分らしい未来をつくる力が備わっています。
「言語化は未来をつくる」
この言葉は、私の座右の銘です。
ご自身の言葉で、ご自身らしく未来を語り、ビジョンを描き、行動を起こしたい方をコーチングセッションを通じてサポートしていくことが、私のコーチとしての使命だと感じています。