「頼る」と「依存」言葉の意味の違いを考える:コーチの視点

頼ることと、依存。

辞書によると、

頼ることの定義は、「頼みとする。力を借りる」

依存することの定義は、「ほかのものを頼りとして存在すること」


自分軸と他人軸の観点で考えると、

頼るは、判断の主体は自分で、その上で、他の人に頼る。

依存するは、判断の主体自体を他の人に委ねる。

「人に頼る。
人に依存する。」

「人から頼られる。
人から依存される。」

頼られる存在とは言うけど、

依存される存在とはあまり言わない。


とは言え、判断のところで考えると、依存することだって、

人に頼るという判断をして、頼っているとも言えるし。

逆に、頼ることだって、自分だけでは難しいという判断をして、頼っていると言えるから、

なんかモヤモヤする感じもするけど、

大事なポイントは、

どこかのタイミングというか、最終的には、自分で決めて行動していること。


例えば、人に依存して、すべてを決めてもらったとしても、

本当に最終的にそのことをやるもやらないにも自分。

その原理を理解していると、本当の意味で、頼ると、依存の決定的な違いを理解できる。

完全な依存している状態って、あらゆる過程ですべてを委ねて、自分で全く意思決定をしない状態。


その意味で、○○依存と言うのも、結局は、○○に依存していて、自分での意思決定から目を背ける、そんな状態なのかも知れない。

一つの切り口として、何に目を背けて、本当は何を得たくて、○○に依存という状態を作り出しているのか、そんな風に考えても良いのかも。

でも、究極、実はそんな状態でも、よほどではない限り、自分で意思決定をしている。

そんな風に考えることができると、最終的には、自分の足で前に進んでいるって、自分にYESを出せる。

山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表

国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ
理学療法士

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修110件以上、790時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

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  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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