頼ることと、依存。
辞書によると、
頼ることの定義は、「頼みとする。力を借りる」
依存することの定義は、「ほかのものを頼りとして存在すること」
自分軸と他人軸の観点で考えると、
頼るは、判断の主体は自分で、その上で、他の人に頼る。
依存するは、判断の主体自体を他の人に委ねる。
「人に頼る。
人に依存する。」
「人から頼られる。
人から依存される。」
頼られる存在とは言うけど、
依存される存在とはあまり言わない。
とは言え、判断のところで考えると、依存することだって、
人に頼るという判断をして、頼っているとも言えるし。
逆に、頼ることだって、自分だけでは難しいという判断をして、頼っていると言えるから、
なんかモヤモヤする感じもするけど、
大事なポイントは、
どこかのタイミングというか、最終的には、自分で決めて行動していること。
例えば、人に依存して、すべてを決めてもらったとしても、
本当に最終的にそのことをやるもやらないにも自分。
その原理を理解していると、本当の意味で、頼ると、依存の決定的な違いを理解できる。
完全な依存している状態って、あらゆる過程ですべてを委ねて、自分で全く意思決定をしない状態。
その意味で、○○依存と言うのも、結局は、○○に依存していて、自分での意思決定から目を背ける、そんな状態なのかも知れない。
一つの切り口として、何に目を背けて、本当は何を得たくて、○○に依存という状態を作り出しているのか、そんな風に考えても良いのかも。
でも、究極、実はそんな状態でも、よほどではない限り、自分で意思決定をしている。
そんな風に考えることができると、最終的には、自分の足で前に進んでいるって、自分にYESを出せる。