東京都調布市にある、公益財団法人 調布ゆうあい福祉公社様からのご依頼で、
【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】
というタイトルで、
6月12日に、法人内の保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員の20名を超える多職種の方々に研修を実施してきました。
医療介護福祉職の方々は、普段利用者の話を聞くことが多く、いわゆる感情労働でもあるので、こういったコミュニケーションをテーマとした研修時間を通して、
自分のことを話して、聞いてもらうことも大切なことで、そうしたことが、実は多様性の理解にも繋がるんですよね。
多様性の理解、私も、コミュニケーション、コーチングを学び始めた時は、
「他者理解をすることが、何より大事!」
と思っていたのですが、学ぶ中で、実は、自己理解を深めることが、
結果として、自然と、他者理解、そして多様性の理解に繋がることが分かってきました。
「あぁ、自分ってこうなんだな。」
と思えると、次に、
「自分もいろいろと思うんだから、きっと他の人もそれぞれ思うことがあるんだよなぁ。」
と繋がって行くのですよね。
このような私の体験談も含めて、お話しさせていただきながら、同じ医療介護福祉職の方々とワーク中心に一緒に学びました。
イントロとして、日ごろのコミュニケーション、多様性の理解に関しての課題の整理、本日学びたいことをアウトプットしていただきました。
みなさん、シートにぎっしりと書かれて、普段から、かなりコミュニケーションに関して意識されていることが、とても伝わってきました。
その後、
・コミュニケーションに関する課題の目線合わせ
・コーチングスキルの傾聴・承認のペアワーク、グループワーク、シェア
・アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)の体感と理解
をテーマに、実際の介護、福祉の現場での事例も交えながら、ワーク中心に、皆さんと一緒に楽しく学びました。
最後に、明日からできるスモールステップのアクションプランを立てていただきましたが、こちらも、お一人おひとり、
かなり具体的に考えて、アウトプットされており、実際にどのように行動されるか、とても楽しみです。
Be a Smileの提供する研修では、多くの時間をワークとシェアに費やします。
これには理由があって、コミュニケーションは、私たちにとって、
当たり前に行っているもの過ぎて、だからこそ、自分ではどんなコミュニケーションを取っているか、分かりにくくなるんですよね。
それを、ワークを通じて、自分で気づいたり、他の人からのフィードバックで気づいたりと、
この、「気づき」を得ていただくために、行っています。
人は、「気づき」を得ることができると、思考や行動を変えることができます。
そして、その「気づき」をグループワークや全体の中でシェアすることにより、
さらに自分の「気づき」そして、周りの人の「気づき」にも繋がっていきます。
これらの「気づき」を得るために、実践的なワークとシェアを沢山取り入れています。
最後になりますが、今回、このような貴重な機会をいただいた、
公益財団法人 調布ゆうあい福祉公社様に感謝を申し上げると共に、
参加してくださった皆さまにもこの場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
また、今回の研修担当の内園様とのご縁は、前職ソフィアメディ株式会社の上司であり、今は、株式会社MNS代表取締役を務める市川圭さんに感謝です。市川さん、ありがとうございました。
多様性の理解をコミュニケーションから細分化していくと、コミュニケーションスキルの、
傾聴、承認など基本的なことに立ち返ることができ、実は、このことを丁寧に実施していくと、
それだけでも多様性の理解に繋がり、コミュニケーションが円滑にいくキッカケが掴めます。
この辺りのエッセンス、私自身、理学療法士として20年、現在も含めてさまざまなフィールド(病院、デイサービス、訪問看護、有料老人ホーム)で働く中で、
コミュニケーション、多様性の理解と向き合い続けているからこそ、現場での実践例も含めたリアルなお話しもできます。
もし、こういった研修に興味がある、病院・介護・福祉施設の研修担当の方がいたら、お気軽に相談ベースで構いませんので、ご連絡ください↓