相手を主役にするリハ管理職のコミュニケーション― コーチングマインドがチームを育てる ―

リハビリテーション部門の管理職として、こんな悩みはありませんか。

  • スタッフが主体的に動かない
  • 面談が評価や指示の時間になってしまう
  • 若手が育たないと感じる
  • 多職種連携がうまく機能しない

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として現場を経験し、管理職という立場になったとき。

求められるのは、専門職としての技術力だけではありません。

人を育てる力。

その土台になるのが、「相手を主役にするコミュニケーション」です。


コーチングは“技術”ではなく“前提”

コーチングというと、質問スキルや面談技法を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし本質はスキルではありません。

  • 相手の可能性を信じる
  • 答えは本人の中にあると信じる

この前提に立つことです。

この前提があると、自然と

  • 丁寧に聴く
  • 承認する
  • 建設的にフィードバックする
  • 意味を深める問いを置く

という関わりになります。

逆に、「自分が正解を持っている」という前提に立つと、指示や評価が中心になります。

リハビリ専門職は本来、利用者の可能性を信じる専門職です。その姿勢を、スタッフとの関わりにも広げるだけなのです。

※私自身のこれまでの歩みや背景については、プロフィールページもご参照ください。


行動を急がず、「意味」を聴く

管理職として面談をしていると、「で、どうするの?」と次の行動を聞きたくなります。

けれど最近、私自身が大切にしているのは、行動を聞く前に、意味を聴くこと。

例えばスタッフが、「最近、考え方が変わった気がします」と言ったとき。

すぐに行動計画に進むのではなく、

  • その変化はあなたにどんな意味がありますか?
  • どの瞬間に、そう感じましたか?

と問いを置く。

すると、本人の内側で思考が深まり、主体性が育ち始めます。

管理職の役割は、答えを出させることではなく、変化を“育てること”。

ここが、リハ管理職としての大きな分岐点になります。


沈黙を怖れないマネジメント

管理職は、「何か言わなければ」と思いやすい立場です。

しかし、スタッフが考えている時間、言葉を探している時間。

そこに評価や正解を持ち込まず、ただ共にいる。

この沈黙が、心理的安全性を生みます。

問いで何とかしようとしない。構造を握りすぎない。主役を奪わない。

それが、コーチングマインドを土台にしたリーダーシップです。


主役はスタッフ。リーダーは舞台を整える人。

スタッフに、

  • 自分で考えてほしい
  • 自分で決めてほしい
  • 自分で行動してほしい

と願うなら。

まずはリーダーが、主役の座を手放すこと。

リーダーはスポットライトを浴びる人ではなく、スポットライトを当てる人です。

この関わりが、若手育成や離職防止、多職種連携の質向上にもつながっていきます。


実践を深めたい方へ

Be a Smileでは、

  • リハビリ管理職向け研修
  • 次世代リーダー研修
  • 1on1面談力向上研修

などを実施しています。

これまでの研修実績は、こちらからご覧いただけます。

「管理職としての関わり方を見直したい」「面談をもっと意味のある時間にしたい」と感じている方は、お気軽にご相談ください。

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山田真伸

執筆者:山田 真伸

Be a Smile代表/一般社団法人 Life is 理事

研修講師
理学療法士
国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
Gallup認定ストレングスコーチ

20年で12,000人のリハビリを担当する現役の理学療法士でありながら、病院・介護施設向けの企業研修を年間80件以上、1,000時間以上の個別セッションの経験を持つコーチ。

  • 病院(リハ科)、介護(訪問看護、訪問リハ、通所リハ)事業所向け
    カスタムメイド式の企業研修
  • リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
    リーダー向けコーチングセッション

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